焚き火は「火をつけるだけ」に見えて、実は薪の組み方や着火剤の選び方次第で成功率が大きく変わります。私も最初のころは、湿った薪をそのままくべて煙ばかり出して全然火が育たない、という失敗を何度も経験しました。

今回は焚き火の基本的な起こし方と、料理に欠かせない「熾火(おきび)」の作り方をコツと合わせて紹介します。

焚き火を起こす前の準備

薪の種類と役割を理解する

焚き火に使う薪には大きく分けて「針葉樹」と「広葉樹」の2種類があります。針葉樹(杉・松など)は油分が多く着火しやすいですが、燃え尽きるのが早いという特徴があります。一方、広葉樹(ナラ・クヌギなど)は着火しにくいものの、火持ちがよく熾火にも向いています。

🔥ポイント

焚き火の最初は針葉樹で火を大きくし、火が安定してきたら広葉樹を追加するのが基本の流れです。この順番を逆にすると、なかなか火が育たず苦戦します。

着火剤の種類を使い分ける

着火剤には固形タイプ、ジェルタイプ、ファイヤースターターなど様々な種類があります。初心者には、燃焼時間が長く安定している固形の着火剤が扱いやすいです。私は焚き火グラフィティのような着火剤を常備していて、湿った薪でも安定して火をつけられるので重宝しています。

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焚き火を起こす手順

薪の組み方:井桁型と合掌型

薪の組み方には主に「井桁(いげた)型」と「合掌(がっしょう)型」があります。井桁型は薪を交互に積み上げる組み方で空気の通り道ができやすく、合掌型は薪を三角形に立てかける組み方で火が中心に集まりやすい特徴があります。

1
焚き火台の中央に着火剤を置く
2
細い枝や割り箸サイズの焚き付けを着火剤の上に組む
3
着火剤に火をつけ、炎が安定するまで薪を追加せず見守る
4
炎が安定したら少しずつ太い薪を追加していく
たけるたける

最初のころ、着火直後に一気に太い薪をくべて火を消してしまったことがあります。焚き付けの炎が十分に育つまでは、じっと我慢することが成功のコツです。

うまく火がつかないときの対処法

薪が湿っている場合は、焚き火台の近くに立てかけて事前に乾燥させておくと着火しやすくなります。また風が強い日は、風防やウインドスクリーンを使って炎を安定させることも有効です。

熾火(おきび)を作るコツ

熾火とは何か、なぜ料理に向いているのか

熾火とは、薪が炎を上げずに赤く燃えている状態のことです。炎が安定して立っている状態よりも火力が均一で、焦げ付きにくいため、ダッチオーブンやスキレットを使った調理に最適です。

チェック

熾火を作るには、炎が上がっている薪をあえて追加せず、燃え尽きるのを待つ時間が必要です。料理をする1時間ほど前から焚き火を始めておくとちょうど良いタイミングで熾火ができあがります。

熾火を長持ちさせる管理法

熾火は薪を横に広げるより、ある程度まとめて置いておくほうが熱を保ちやすいです。灰をかぶせることで酸素を遮断し、火力を落ち着かせながら持続させることもできます。私はダッチオーブン料理をするとき、熾火を鍋の下と蓋の上の両方に配置して均一に熱を回すようにしています。

まとめ:焚き火は焦らず育てるのがコツ

焚き火を安定して起こすコツは、着火直後に焦って薪を追加しないことに尽きます。

  • 針葉樹で着火し、広葉樹で火持ちを良くする
  • 着火剤は湿気に強い固形タイプが初心者向き
  • 熾火は炎を追加せず「待つ」ことで作られる

私自身、何度も煙だけ出して火が育たない失敗を繰り返してきましたが、薪の組み方と待つタイミングを覚えてからは、安定して焚き火を楽しめるようになりました。ぜひ次のキャンプで試してみてください。