ダッチオーブンは正しく手入れをすれば一生モノの道具になりますが、私は最初のダッチオーブンをシーズニングせずに使ってしまい、数回使っただけで表面に赤錆が浮いてしまった苦い経験があります。

今回はダッチオーブンを使い始める前に必ずやっておくべきシーズニングの手順と、錆びさせないための日々の管理方法を紹介します。

シーズニングとは何か、なぜ必要なのか

鋳鉄製ダッチオーブンの特性

ダッチオーブンの多くは鋳鉄(キャストアイアン)製で、そのままでは表面に「黒錆防止皮膜」がなく、水分に触れるとすぐに赤錆が発生してしまいます。購入時に表面をコーティングしている防錆用のワックスや油を洗い流したあと、自分で油を馴染ませて保護膜を作る作業が「シーズニング」です。

🔥ポイント

シーズニングを怠ると、初回の調理で食材が鍋にこびりついたり、赤錆が食材に付着したりすることがあります。使い始める前に必ず行う工程だと覚えておいてください。

私が失敗したシーズニング前使用の顛末

購入したその日にキャンプ場でカレーを煮込もうとしたところ、鍋底に鉄臭さが移ってしまい、家に帰ってから表面を見ると点々と赤錆が浮いていました。結局、錆を落とすところからシーズニングをやり直す羽目になり、二度手間になった経験があります。

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シーズニングの手順

初回シーズニングのやり方

1
防錆用のワックスをお湯と食器用洗剤でしっかり洗い流す(シーズニング前はこのときだけ洗剤を使ってOK)
2
火にかけて水分を完全に飛ばす(表面が乾くまでしっかり空焼きする)
3
キッチンペーパーに植物油を含ませ、鍋の内外全体に薄く塗る
4
再度弱火〜中火にかけ、油が馴染んで煙が出る程度まで加熱する
5
野菜くず(キャベツの芯やネギの青い部分など)を炒めて鉄臭さを取る
たけるたける

油を塗る工程は「薄く塗って加熱」を2〜3回繰り返すのがポイントです。一度に厚塗りするとベタつきが残ってしまい、逆に焦げ付きの原因になります。

シーズニング後のチェックポイント

シーズニングが終わった直後の鍋肌は、うっすらと黒光りしているのが理想的な状態です。もし赤茶色の部分が残っている場合は、その部分だけ油を塗り直して再加熱してください。

使用後の管理方法

洗剤を使わないのが鉄則

シーズニング後のダッチオーブンは、原則として洗剤を使わずにお湯とタワシで洗います。洗剤を使うとせっかく作った油の保護膜が落ちてしまい、また錆びやすい状態に戻ってしまうためです。

⚠️注意

どうしても焦げ付きがひどい場合は、お湯でふやかしてから木べらなどでこそげ落とすようにしてください。金属たわしでゴシゴシこすると、保護膜まで削り取ってしまうことがあります。

保管前の油引きを忘れずに

洗浄後は必ず火にかけて水分を完全に飛ばし、薄く油を塗ってから保管します。この一手間を省略すると、収納中に湿気で錆びてしまうことがあるので、私は毎回キャンプの片付けの最後にこの工程を必ず行うようにしています。

1
お湯とタワシ(洗剤なし)で汚れを落とす
2
火にかけて水分を完全に飛ばす
3
薄く油を塗ってから新聞紙などに包んで保管する

まとめ:ひと手間が長く使う秘訣

ダッチオーブンは正しく手入れをすれば数十年単位で使い続けられる道具です。私自身、最初の失敗を経てからは以下のルールを守るようにしています。

  • 使い始める前に必ずシーズニングをする
  • 洗剤を使わず、お湯とタワシで洗う
  • 保管前に必ず油を薄く塗る

面倒に感じるかもしれませんが、この管理を習慣にしてしまえばそれほど手間はかかりません。ぜひダッチオーブンを長く相棒として使い続けてください。